教授挨拶

琉球大学医学部医学科器官病態医学講座病態消化器外科学分野
琉球大学医学部附属病院第一外科
Unit of Organ0oriented Medicine Division of Digestive and General Surgery
First Depertment of Surgery

教授:西巻 正このたびは琉球大学医学部附属病院第一外科のホームページにアクセスしていただき、大変有難うございます。
 
私は生まれも育ちも雪国の新潟で、昭和54年に新潟大学医学部を卒業し、消化器・一般外科を専門として平成14年4月に琉球大学医学部附属病院第一外科長・ 教授として沖縄に赴任いたしました。以来、沖縄県の医療水準の向上と外科専門医育成に貢献したいと日々努力を重ね、ちょうど5年が経ちました。
 
このページでは第一外科がいかなる理念のもとで、どのような診療を行っているのかをご紹介したいと思います。

教授:西巻 正

より良いトレーニングプログラムを

私たちの基本理念は患者様とご家族のお気持ちを理解し、真摯な態度で病状、治療の選択肢、そして期待される効果とリスクを十分説明した上で、患者様の希望を最優先にして最良の医療を行うことです。そして、その理念を実現するために不断に最新の知識と技術の取得に努め、プロフェッショナルな外科医として最高の医療を提供することを心がけています。

第一外科は琉球大学医学部附属病院で消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科の3分野を主に担当していますが、各分野を担当するスタッフは十分な経験と知識を有する、学会で資格認定された指導医、専門医、そして認定医であります。この5年間に第一外科の年間手術件数は毎年およそ40件ずつ増え、昨年は450件を超える手術を施行しました。これも皆様方から頂いた信頼の証と感謝しております。

第一外科で最も多く診療している疾患は悪性腫瘍であります。しかし、沖縄県では、特に消化器癌の発生頻度が少なく、十分な手術経験を持つ消化器外科医は必ずしも多くありません。しかし、第一外科は消化器癌が多い他県の主要病院と連携し、そこで集中的に手術を経験する修練プログラムを作成しました。その結果、第一外科の各分野のスタッフは多数の手術経験と安定した手術手技を獲得し、皆様に安全で効果的な外科治療を提供していると自負しております。

私の最も得意とする分野は食道癌と胃癌の手術でありますが、これまで執刀医としておよそ1200件の手術を経験し、食道癌は220件、胃癌は160件を超える手術を行ってきました。

各チームの活動内容

琉球大学医学部附属病院は沖縄県唯一の特定機能病院で、高い医療水準を誇る多くの診療科からなる総合病院です。その利点を生かして、第一外科では通常の手術では対処できない高度進行癌も放射線療法や化学療法を手術と組み合わせる集学的治療法で積極的に治療しています。また、上部食道癌に対する喉頭温存手術、術前化学放射線治療、広範リンパ節郭清、肛門温存超低位直腸癌切除、肝切除合併肝門部胆管癌手術、血管切除再建を伴う消化器癌切除など難度の高い手術も多く手がけており、腹膜転移に対する腹腔内還流温熱化学療法なども行っております。

一方、早期の癌には腹腔鏡を用いた低侵襲手術や機能温存手術、乳癌ではセンチネルノッドナビゲーション手術や乳房再建手術など患者様のQOLを重視した治療にも積極的に取り組んでおります。

このように私たちは外科治療のプロフェッショナルとしての誇りと使命を片時も忘れずに、患者様と同じ目線で沖縄の医療に責任を果たしたいと願っております。皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。