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 このたび、当科で第一例目となる手術支援ロボット『ダヴィンチ』による肝切除術を行いました。症例は肝右葉S6単発の肝腫瘍で、肝細胞癌もしくは腎細胞癌肝転移、の診断でした。手術法として開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット手術、の3つの選択肢があり、それぞれの利点と欠点を説明した上で患者さんがロボット手術を希望されたため、手術を計画しました。十分な手続きと準備を行い、当日は本邦で最も経験のある藤田医科大学外科の加藤悠太郎教授を招聘して、直接ご指導いただきながら安全に手術を行うことができました。術後経過は良好で、術後6日で元気に退院されました。ロボット手術はすでに多くの消化器外科領域で保険適用となり、従来の手術と比較してより精緻な操作が可能となります。全ての症例が対象となるわけではありませんが、患者さんにとって最も良いと判断し、ご本人も希望された場合は今後も積極的に行っていく予定です。

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