金城先生が日本内視鏡外科学会で、優秀演題賞を受賞しました。
第37回日本内視鏡外科学会で、優秀演題賞をいただきました。
直腸癌に対する腹腔鏡下手術における骨盤解剖に基づく手術困難因子の解析とtaTMEの有用性の検討低位直腸癌に対する経腹的アプローチは腫瘍が肛門に近いほど難渋し、狭骨盤、bulky tumorではさらに難易度が高くなる。そのため術前に骨盤構造の包括的把握が重要である。また、近年、骨盤深部操作困難症例に対するtaTMEの有用性が報告されている。LAP群では肛門縁からの距離(p=0.01)、ISR(p=0.02)、深達度(p=0.01)、Stage(p=0.01)が手術困難性と有意に相関したが、ta群では手術困難性と相関する因子はなかった。また骨盤解剖因子との相関も認めなかった。直腸癌に対する腹腔鏡下手術では骨盤解剖が手術困難性に影響があり、局所進行癌および肛門近傍直腸癌でtaTMEが有用である可能性が示唆された。
金城 達也