国内留学報告
同門会の皆様、いつもお世話になっております。卒後6年目の亀浜郁佳と申します。
私は2025年4月より琉球大学大学院に進学し、長崎大学病院 外科学講座 肝胆膵・移植外科に国内留学させていただいております。大学院では「肝再生」をテーマに研究を進めており、この半年間は実験系の確立取り組んできました。いただいた2つの実験テーマに沿って、in vitroの細胞実験とin vivoの動物実験を行っています。中でもラット肝移植モデルの習得には特に苦労しました。初めの頃は8-0の糸を把持することすら時間がかかる状態でしたが、長崎大学および北海道大学の先生方に粘り強くご指導いただき、最近ようやく習得の目処が立ってきたところです。ラット肝移植モデルはとても有用で、手技を身につけることで研究の幅が大きく広がると感じています。まずはしっかり習得し、将来的には後輩の先生方にお伝えできるよう努力していきたいと思います。実験はトライアンドエラーの連続で大変な面も多いですが、研究室の先輩方や同期の先生方がそれぞれの研究課題に真摯に取り組みながら、楽しそうに研究している姿に日々刺激を受けています。私自身もその中で多くの学びを得ながら充実した毎日を過ごしています。
休日は長崎市内を散策したり、時々は隣県まで足を延ばしたりしています。長崎は歴史のある素敵なまちです。日本・中国・オランダの文化が混ざり合った和華蘭文化が食文化やお祭り、建築など、さまざまな面に息づいており、興味深く感じています。この2年間で成長し、アカデミックマインドを身につけられるよう、努めてまいります。
このような貴重な機会をくださった高槻先生、同門の先生方、そして長崎大学の先生方に心より感謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


