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外科専攻医、大学院生の新垣です。

今回、研究テーマでもある医用画像解析の情報収集のためにSPIEという国際光工学会のmedical imaging部門に参加してきました。

工学寄りの学会なのであまり馴染みがなかったのですが、プログラムの概要がテーマにぴったりで世界有数の研究機関から最先端の発表も多くとても有意義な学会でした。

発表の7割ほどは医用画像のAI解析に関するもので、精度を上げるために深層学習の構造においてさまざまな工夫を凝らした発表が目立ちました。

特に印象的だったのは、Keynote speachでも発表されていたドイツがん研究センターからもので、深層学習モデルの工夫だけでなくデータの集積から、モデル評価まで一連の流れを俯瞰して、それぞれにおいて新たなスタンダードの提案をしながら、プロジェクトを進めていたことでした。

日本の機関からの発表もいくつかありましたが、アジアでは中国の研究機関や中国人留学生からの発表が存在感を示していたように感じました。

自分も英語力には自信がないですが、英語での発信力をつけていかなければと改めて痛感させられました。実りある学会参加に快く送り出していただいた高槻教授はじめ、医局員の方々に感謝いたします。


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