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お久しぶりです。大学院2年次の新垣です。現在、千葉にある国立がん研究センター東病院のNEXTに国内留学をしています。こちらは梅雨入りが遅れているので、まだまだ肌寒い日もあります。

さて、ひとことで研究テーマを表せといわれれば、’Surgical Data Science’の研究になります。

内視鏡手術の発展により、手術動画データの蓄積が進み、手術時間や出血量等の簡便な指標を超えて、さまざまな要素を解析するトレンドが生まれつつあります。特に人工知能の親和性が高く世界的にも競って研究が進められています。がんセンター東病院には「S-access JAPAN」のプロジェクトにより集められた豊富なデータベースがあり、手術支援AIの研究を行うにはとても恵まれた環境です。

現在は、手術動画を用いてAIにより手術の巧拙を自動評価するプロジェクトに乗っかる形で、LDGの自動技術評価の研究を進めています。術中ナビゲーションへの応用はもう少しブレイクスルーが必要だという認識で絶賛「AI効果」を体感しています。
僕と同じような形で、東京大学、東京医科歯科大学、千葉大学などから大学院生が来ており、プロジェクト専任の方やエンジニア、アノテーターと協力しながら膨大なデータに対峙し頭を痛めながら進めています。

とても恵まれ、刺激的な環境で研究させてもらえていることに感謝し、沖縄にどのように還元していくかも考えながら引き続き取り組んでいきたいと思います。

歓迎会

国立がん研究センター東病院 NEXT

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