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 このたび、第41例目の生体肝移植を行い、臨床実習の学生以外にも多くの医学科生が見学に来ました(2年生2名、3年生3名、他科の臨床実習生数名(ちゃんと今まわってる科の実習してくださいね笑)。
 今回は小児の症例で、国立成育医療研究センター病院長の笠原群生先生にご支援いただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

以下は、2年生からの感想です。

HY君
 手術見学に参加させていただき本当にありがとうございました。今回の手術見学も勉強になることばかりで、本当に有意義な経験になりました。特に、笠原先生とお話できたことは一生物の貴重な経験でした。このような経験をさせていただき、本当にありがとうございました。NHKスペシャルも絶対に見たいと思います。手術についても、初めて見る幼児の手術であったことから今までの見学とはまた違った学びを得ることができました。次手術見学に参加させていただく際には、しっかり復習をして高槻先生からの質問に全部答えられるようにします。改めて、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!

SD君
 本日は、小児の生体肝移植という大変貴重な手術を見学させていただき、誠にありがとうございました。これまで実際に小児の肝移植手術を見学する機会がなく、以前拝見した成人症例とは異なる点も多く、大変興味深く勉強させていただきました。中でも、ドナーとレシピエントの血管径が異なる場合の血管再建について、斜切開により吻合部の口径を調整するという手技には驚かされ、同時に大きな学びとなりました。また、今回のドナーが左葉であったため、肝鎌状間膜を用いたグラフト固定術を拝見できたことも貴重な経験でした。高槻先生よりその手技の意義をご説明いただき、理解が深まりました。さらに、肝動脈の再建では、通常の吻合で血流が得られなかった際に、右胃大網動脈を左肝動脈に吻合して血流を確保するという高度な再建術を間近で見ることができ、その柔軟な対応力と技術力に大変感銘を受けました。笠原先生とも直接お話しする機会をいただき、海外でのご経験や小児肝移植に対する熱い思いを伺うことができ、大変刺激を受けました。前回の学会ではご挨拶のみでしたので、今回ゆっくりとお話しできたことをとても嬉しく思っております。小児の生体肝移植が極めて高い技術と経験を要する分野であることは重々承知しておりますが、本日の見学を通じて、自身の将来の進路の一つとして真剣に考えてみたいという思いが芽生えました。

手術見学は大歓迎ですので、いつでもお気軽にご連絡ください。

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